2012年1月22日日曜日

やおら・おもむろ・金閣・銀閣

京都というのは日本でおそらく唯一、突然なんとなく行きたくなって、いつかのキャッチコピーなど唱えながら、ぶらりと訪ねるということが許される、むしろ歓迎される場所である。ただしお金は持っててね。


うむ、これが金閣寺……。


この日の京都は天気がいまいちでありました。


F氏には自動で目線が入ります。いまさらですが。


幸せそうなカップルを凝視するF氏。


「金閣寺にも白い部分があるんだね」「バングラデシュでいうなら、きっと雨季になればあのラインまで水位が上がってくるんだよ」「どうしてバングラデシュで説明する必要があるの」


こちら金閣寺のおみくじはなんと多言語対応。英語・韓国語・中国語。


みたらしなど食いつつ、


しっぽくうどんなど食えば、


あ、これは銀閣寺……。


銀閣寺って、こういうの、だったっけ。


「金閣寺と銀閣寺それぞれの時代の、なんというか、雅のとらえかたの違いってのがあるんだね」「バングラデシュでいうと、早めの時期に市場に出てきたライチはまだ青くて、しかも高いんだけど、それでもやっぱり美味しい! って言っちゃうんだよね、みたいなものだね」「だからなんでバングラデシュで」



さて京都の記憶と印象が、「イコール修学旅行」「してもいない枕投げ」などから脱却し、涙のひとつも落としながら、ああ、あの八つ橋は塩辛かった、などと語ることができて初めて、すこしは世の中のいろいろを知ったなどと、いえるのでしょう。
しかし浅草でもそうですが、この銀閣寺前にもいる人力車の兄ちゃんたち、どうもリキシャぽい形状のものを見ると値切りたくって仕方なくなるのですが。


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